歯科技工士の今。昭和は黄金期、令和はデジタルとの共存時代へ

こういうのでいいんだよ

歯科技工士という仕事は、

時代によって大きく変わりました。

昭和は、

「やればやるだけ仕事がある」

そんな時代。

でも令和の今は、

かなり厳しい現実もあります。

それでも、

日本の歯科医療を支えているのは、

間違いなく技工士さん達です。

昭和。まさに職人黄金期

昭和の頃は、

虫歯の人が本当に多かった時代です。

銀歯、差し歯、入れ歯。

毎日のように大量の注文が入り、

寝る間もなく作業する技工所も

珍しくありませんでした。

当時は今ほど機械化されておらず、

完全に手仕事中心。

石膏を流し、

ロウを盛り、

金属を削る。

だからこそ、

「腕の良い技工士」が

重宝されました。

独立開業もしやすく、

頑張れば収入につながる時代でもありました。

平成。まだ勢いはあった

平成前半くらいまでは、

まだ作れば回る空気がありました。

セラミックなどの自費診療も増え、

「白い歯」への意識も高まります。

一方で、

価格競争

長時間労働

海外技工物の流入

こうした問題も出始めました。

さらに、

歯科医院側の経営も厳しくなり、

技工料金が抑えられる流れも

強くなっていきます。

令和。厳しさとデジタル化

今は8020運動の成果もあり、

昔より歯を残せる人が増えました。

これは本来、

とても良いことです。

ただ業界としては、

虫歯減少

人口減少

入れ歯需要の変化

こうした影響も受けています。

さらに、

金属価格高騰

材料費上昇

電気代上昇

かなり苦しい状況です。

保険点数自体は上がっても、

技工士は歯科医院から

技工料を受け取る立場。

実際には、

十分に還元されにくい

という声も多いです。

CAD/CAM時代へ

最近の歯科技工は、

デジタル化が急速に進んでいます。

代表的なのが

CAD/CAM。

簡単に言うと、

CAD=パソコン設計

CAM=機械加工

です。

昔のように、

全部を手で削るだけではなく、

パソコン上で歯を設計し、

専用機械で削り出す。

そんな時代になりました。

さらに、

口の中をスキャンする

「口腔内スキャナー」も普及。

ただ、

完全自動ではありません。

色合わせや細かな調整、

噛み合わせの感覚などは、

今でも職人技が必要です。

つまり未来は、

「手仕事」+「デジタル」

両方できる技工士が

求められる時代なのかもしれません。

保険を作らない流れも

最近は、

自費専門へ移行する技工士さんも

増えています。

理由は単純で、

保険技工だけでは

採算が厳しいからです。

でも、もし今後、

保険の仕事を受ける技工士さんが

さらに減っていくと、

「保険治療そのものが回らない」

そんな危機感もあります。

まとめ

歯科技工士は、

昭和=職人黄金期

平成=競争と変化

令和=デジタル共存時代

そんな流れかもしれません。

AIやCAD/CAMが進んでも、

最後に必要なのは

やはり人の感覚と経験。

でも、その技術を持つ人達が

減り続けている現実もあります。

おわりに

オイラは思いました~

便利な時代ほど、

逆に人の技の価値って、

見えにくくなる気がします。

でも歯って、

毎日使うものなんですよね。

食べる。

話す。

笑う。

その当たり前を、

黙々と支えている職人さん達。

もっと知られてもいい仕事だと、

しみじみ感じます。

本日の川柳

白い歯の 裏でブラック 労働中

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