「カフェイン」と聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?
「目が覚める」「眠れなくなる」「体に悪そう」
そんな声もあれば、
「集中力アップ」「朝はコーヒーがないと始まらない」
という方も多いかもしれませんね。
今日は、毎日の暮らしに役立つカフェインのいいところと、
カフェインを含む食品や飲み物について、わかりやすく紹介していきます。
そもそもカフェインってなに?
カフェインは、自然界に存在する苦み成分の一種で、
植物が虫などから身を守るために作り出すもの。
私たちはこの成分を、飲み物や食べ物から取り入れています。
カフェインを含む主な食品・飲み物
食品・飲料名 カフェイン量の目安(1杯/1個あたり)
レギュラーコーヒー(150ml) 約90mg〜140mg
インスタントコーヒー(150ml) 約60mg〜80mg
紅茶(150ml) 約30mg〜50mg
緑茶(煎茶・150ml) 約30mg〜50mg
玉露(100ml) 約160mg(※かなり高め)
コーラ飲料(350ml缶) 約30mg〜50mg
エナジードリンク(250ml) 約80mg〜120mg(商品により大きく差あり)
チョコレート(板チョコ1枚) 約20mg前後
ココア(150ml) 約10mg〜20mg
栄養ドリンク系(例:リポビタンDなど) 約50mg前後
※カフェイン量はあくまで目安で、商品や淹れ方によって異なります。
カフェインのうれしい効能
カフェインは単なる眠気覚ましではありません。
さまざまな場面で私たちの体と心を助けてくれる成分なんです。
集中力アップ・覚醒作用
脳をスッキリさせて、仕事や勉強の効率を高めます。
疲労感の軽減・持久力アップ
→ スポーツや長時間の作業前に摂ると、体力が長持ち。
代謝を上げる・脂肪燃焼を助ける
→ ダイエットサポートとしても注目されています。
気分をリフレッシュ
→ イライラやモヤモヤをスッと和らげることも。
カフェインの味方になるタイミング
朝の目覚めのコーヒー
→ 寝ぼけた頭がシャキッとします。朝日+コーヒーの組み合わせは最高。
午後の集中タイム
→ 食後にインスタントコーヒーや紅茶を一杯。リセットにもぴったり。
長時間の運転や会議の前
→ エナジードリンクやコンビニコーヒーが眠気対策に。
小腹がすいたときのチョコレート
軽く糖分も補給しつつ、ほどよい覚醒効果。
でも、摂りすぎには注意!
こんな症状に要注意
夜眠れなくなる(夕方以降は控える)
胃が荒れる(空腹時のブラックコーヒーは負担大)
イライラ、動悸、頭痛(カフェイン過敏体質の人も)
トイレが近くなる(利尿作用がある)
【1日の上限目安】
→ 成人なら400mg程度まで(コーヒー3〜4杯分)
こんな工夫で「いい距離感」に
午後3時以降はノンカフェイン(デカフェ)コーヒーに切り替える
カフェイン入り飲料は1日2〜3杯までに抑える
空腹時はミルクやおやつと一緒に摂る 緑茶は1煎目より2煎目以降のほうがカフェイン控えめ
おわりに
朝のコーヒー、食後の紅茶、チョコと一緒のティータイム
どれも、「私の時間」に戻してくれる大切なひととき。
一日の適量に気づいて効果的に
カフェインと、いい関係で暮らしていきましょうね。