国会の役割やしくみをスッキリ解説していきます。
そもそも国会とは?
国会は、日本の政治の中枢であり「国権の最高機関」と憲法で定められた重要な存在です。
わかりやすく言えば、日本という国のルール(法律)をつくる場所です。
また、国のお金の使い道を決めたり、政府の仕事ぶりをチェックしたりする役割も担っています。
国会の主な3つの仕事
1. 法律をつくる(立法)
日本の法律は、国会で議論され、可決されることで成立します。
たとえば、「18歳から成人」「働き方改革」「同性婚の法制化」なども、すべて法案として国会で審議されたテーマです。
法律の案(法案)は、内閣や議員から提出され、衆議院と参議院の両方で審議・可決されることで成立します。
2. 予算を審議・決定する
「税金をどう使うか」「教育や医療にどれだけお金を回すか」など、
国のお金(予算)の使い道も国会が最終的に決めます。
この予算案は内閣が作りますが、国会の承認がなければ実行できません。
ちなみに予算審議は、まず衆議院から始まるというルールがあります(憲法第60条)。
3. 行政を監視する(行政監視)
国会は、政府(内閣)がきちんと仕事をしているかどうかを監視する役割もあります。
たとえば、首相や大臣に対して「質疑」や「参考人招致」を行ったり、
必要であれば「内閣不信任決議」を出すこともできます。
つまり、「法律をつくるだけ」でなく、「政府の見張り役」としても機能しているのが国会なんです。
国会を構成するのは誰?
国会は、「衆議院」と「参議院」の二院制(にいんせい)で成り立っています。
衆議院(任期4年、解散あり)
国民の声をより反映しやすい「下院」のような位置づけ。選挙のたびに政権交代が起きることも。
参議院(任期6年、解散なし)
長期的・安定的に政治を見守る役割。感情的な変動に流されにくい仕組みです。
この両院で話し合い、法案や予算案などが決められていきます。
まとめ
国会の仕事 内容
法律をつくる 社会のルールを決定する
予算を決める 税金の使い道を審議・決定
行政を監視する 政府の動きをチェックし、問題があれば追及
つまり国会は、私たちの生活に直結する「法律・お金・政治の方向性」を決める場所なんです。
「政治って難しそう」「自分には関係ない」と思われがちですが、 国会で決まることは、私たちの生活・仕事・将来にすべて関わっています。
おわりに
本当にざっくりと解説しました。
先日、2025参院選がありました。あまり政治や宗教などは個人の思想がありますので
各々で考えてみてください。関心を持ったり調べてみるのも、自分事にしてみると
生きていくヒントに役立つかな。