今回は「脳卒中(のうそっちゅう)」について、基本的な説明と、発症後の生活(予後)について分かりやすくまとめます。
脳卒中とは
脳卒中とは、脳の血管にトラブルが起こる病気の総称です。
大きく分けると以下の二つがあります。
脳梗塞(のうこうそく):脳の血管がつまってしまう
脳出血・くも膜下出血:脳の血管が破れてしまう
脳は体全体をコントロールする司令塔です。その一部がダメージを受けると、体の動きや言葉、感情に影響が出るのが特徴です。
イメージでいうと
家の電気配線に不具合が起きて、一部の部屋が暗くなってしまうようなものです。脳のどの部分が障害を受けたかで、症状も変わります。
脳卒中後の生活(予後)
脳卒中を経験した後は、多くの方が次のような変化と向き合うことになります。
体の不自由:手足が動かしにくい、片側がしびれる
言語の障害:言葉が出にくい、会話が聞き取りにくい
感情の変化:気分が落ち込みやすい、意欲がわかない
疲れやすさ:少し動くだけで休みたくなる
こうした変化は「後遺症」と呼ばれ、日常生活に大きな影響を与えます。
リハビリの重要性
しかし、脳には「可塑性(かそせい)」と呼ばれる回復力があります。リハビリを続けることで、失った機能を取り戻したり、別の方法で補うことが可能です。
たとえば:
歩行練習で移動の自立をめざす
手を動かすトレーニングで日常動作を改善
言語訓練で会話の力を取り戻す
毎日の積み重ねが、生活の質(QOL)を高める大きなポイントになります。
生活上の工夫
脳卒中後の生活では、住まいや習慣に工夫が必要です。
家の中に手すりを設置する
段差をなくす・転倒を防ぐ環境づくり
家族や周囲と積極的に会話を続ける
バランスのとれた食事と適度な運動
これらの工夫が、安心して生活を続けるための支えになります。
脳卒中を防ぐには
脳卒中は生活習慣と深く関わっています。
高血圧
糖尿病
脂質異常症
喫煙や過度な飲酒
こうした要因を放置するとリスクが高まります。
日頃から バランスのよい食事・適度な運動・十分な睡眠 を意識することが、最大の予防になります。
まとめ
脳卒中は「脳の血管トラブル」によって起こり、後遺症と向き合う生活が待っていることもあります。
しかし、リハビリや生活の工夫によって、少しずつ回復し、自分らしい生活を取り戻すことは可能です。
そして予防のカギは、毎日の生活習慣にあります。
おわりに
ざっくりと解説しましたが、一度起こしてしまうと再発リスクガ高まること
日常生活が一転して変わってしまうことを考えると日々の生活習慣は見直した方が良いです
本当にその時は突然やってきます