タイトルからして、
「すべてが円くなるって、どういうこと?」
と気になって手に取った一冊です。
読んでみると、
人生って、最初から最後まで真っすぐ進むものじゃないんだな。
そんなことを感じました。
すべてが円くなるように』を読んで
原田マハさんの作品は、物語の中に芸術や人間の感情を自然に入れてくるところが好きです。
今回も、
人と人との関係や、
人生の中で起こる出来事を、
「こういうことだったのか」
と考えながら読みました。
タイトルにある「円」という言葉も印象に残ります。
丸いものには、始まりも終わりもない。
ぐるっと回って、またどこかにつながっていく。
人生も、案外そんなものなのかもしれません。
若い頃には、
「失敗した」
「遠回りした」
と思っていたことが、
何年も経ってから、
「あれも必要だったのかな」
と思うことがあります。
そのときは嫌だった出来事が、
後になって別の意味を持つこともある。
人生って、
その場では意味が分からないことが多いんですよね。
まっすぐな人生なんて、たぶんない
人生を振り返ると、
予定通りにいったことより、
予定外のことのほうが多かったりします。
仕事もそう。
人間関係もそう。
そして、自分自身のこともそう。
「こうなるはずだった」
と思っていた場所とは、
ずいぶん違うところにいる。
でも、
だから失敗だったのか?
と言われると、
それも違うような気がします。
遠回りしたから見えたものもある。
立ち止まったから気づいたこともある。
そんなことを考えながら読みました。
原田マハさんの小説は、
物語を楽しみながら、
自分の過去までちょっと振り返ってしまう。
そこが面白いところだと思います。
まとめ
人生は「まっすぐ」よりも「円」に近いのかもしれない、
ということ。
そのときには意味が分からない出来事も、
時間が経つと別の意味を持つことがあります。
だから、
「あのときは失敗だった」
と簡単に決めつけなくてもいい。
そんな気持ちにさせてくれる一冊でした。
原田マハさんの作品が好きな方はもちろん、
人生の寄り道について考えてみたい方にも、
読んでみてほしい小説です。
おわりに

オイラは思いました~。
人生、
できるだけ丸く収まってほしい。
でも現実は、
なかなかそうはいかない(笑)。
角が立ったり、
転んだり、
道を間違えたり。
それでも最後に振り返ったとき、
「あれもこれも、つながっていたのかな」
と思えたら、 それで十分なのかもしれません。
本日の川柳
人生は 丸く収まる 予定なし