原作がある作品に出会うと、
だいたいこの問題にぶつかる。
「本が先? 映画が先?」
結論から言うと――
これも優劣じゃなくて相性の問題。
でも、順番で「体験の質」は確実に変わる。
映画が先の場合
映画を先に観ると、世界観に一気に入れる。
・登場人物の顔が一瞬で分かる
・時代や空気感を把握しやすい
・テンポよく物語を追える
その反面、
役者のイメージに強く引っ張られる。
読書をするときも、
頭の中に浮かぶのは自分の想像じゃなく、
あの俳優、あの声、あの表情。
物語より先に、
「配役」が記憶に居座る感じ。
読書が先の場合
本を先に読むと、世界は全部自分のもの。
・登場人物の顔は自由
・感情の温度も自分次第
・行間を想像できる
ただし――
映画を観ると、
どこか物足りなく感じることも多い。
「あのシーン、こんな軽さじゃなかった」
「この心情、もっと長かったはず」
映画はどうしても、
削る芸術だから。
じゃあ、どうすればいい?
どっちも欠けるのが普通。
映画が先なら、想像が縛られる。
読書が先なら、映像が足りなく感じる。
つまりこれは、
優劣じゃなくて相性の問題。
おすすめ順
・娯楽として楽しみたい → 映画が先
・作品として味わいたい → 読書が先
・両方欲しい → 間を空ける
一気に続けると、
どうしても比較が勝つ。
おわりに
オイラは、映画が先だと役者につられるし、
読書が先だと、映画が少しものたりない。
時間を置いてからもう一方に触れると、
比較じゃなくて、別作品として楽しめる。
正解を探すより、自分の楽しみ方を決めたほうが、
作品は長く残る気がする。
本日の川柳
映画見て 原作買って 積んでいく