結論から言うと
人は「完全に利他的」でも「完全に利己的」でもない。
行動経済学は、
「人は感情や直感で、わりとテキトーに選ぶ」
という前提に立っている。
だからこの二つも、
きれいに分かれてはいない。
人はなぜ利他的になるのか?
心理学では、利他的行動の裏には
自分の気分や評価が関係していると考える。
・人に親切にすると気分が良くなる
・感謝されると自己肯定感が上がる
・「いい人だと思われたい」という欲求
行動経済学的に言えば、
利他的行動は「心の報酬」をもらう取引。
お金じゃないけど、
ちゃんと自分にリターンがある。
利己的は、実はかなり合理的
利己的=ワガママ、ではない。
・時間を守る
・体力を温存する
・損な役回りを避ける
これは
人が損を避けようとする本能(損失回避)そのもの。
行動経済学では、
人は「得をする」より
「損をしない」ことを強く気にするとされている。
つまり利己的行動は、
かなり人間らしく、理にかなっている。
いい人ほど、無理をするワナ
ここで出てくるのが
社会的規範と同調圧力。
・断ると悪者になる気がする
・空気を壊したくない
・周りがやってるから自分も
この状態での利他性は、
優しさというより心理的コストの回避。
行動経済学的には、
「嫌われる損」を避けるための選択。
実験が教えてくれること
有名な実験では、
人は「完全な自己利益」よりも、
・少し損しても
・不公平が減るなら
そちらを選ぶことが多い。
人は
合理性より「納得感」を選ぶ生き物。
だから
利他的に見える行動も、
実は「気持ちよく納得したい」選択だったりする。
じゃあ、どう考えればいい?
行動経済学的にいえば、
・短期では利己的
・長期では利他的
このバランスが一番強い。
自分を守れない人は、
継続的な利他行動ができない。
おわりに
オイラは、
利他的か利己的かで悩むより、
「それ、あとで後悔しないか?」
で決める方が、
人間らしくて正解が多いと思ってる。
本日の川柳
どっちでも 揺れてる自分 悪くない