読み終わって、ふと思った。
「人を幸せにする」って、そんなに難しいことじゃないのかもしれない。
今回読んだのは、山本甲士さんの『ひかりの魔女』。
タイトルを見たときは、どんな魔法が出てくるんだろうと思っていました。
ところが、読んでみると少し違う。
この物語の「魔法」は、どうやら杖から出てくるものではないようです。
ひかりの魔女
物語に登場するおばあちゃんが、とにかく面白い。
人を見る。
相手のことを考える。
そして、ちょっとした工夫をする。
料理だったり。
言葉だったり。
人との接し方だったり。
それが、いつの間にか誰かの心を動かしていく。
読んでいるうちに、
「なるほど。これが魔法なのか」
なんて思ってしまいました。
人のためにすること
人に何かをしてあげるとき。
ついつい、
「自分が助けてあげなきゃ」
と思ってしまうことがあります。
でも、それが相手にとって本当に必要なのかは分からない。
この物語を読んでいると、相手を無理に変えようとしないことの大切さを感じます。
ほんの少し手を添える。
あとは、その人自身に任せる。
そんな距離感がいいんですよね。
自分のことを考えてしまった
読んでいる途中で、自分の過去も少し思い出しました。
そのときは何とも思わなかった誰かの言葉。
何気なくしてもらったこと。
昔食べたものの味。
そのときには気づかなかったものが、あとになって残っている。
そういうことってありますよね。
自分も誰かに、そんな小さなものを渡せていたのかな。
そんなことまで考えながら読みました。
まとめ
『ひかりの魔女』は、魔法の話というより、人と人とのつながりを考えさせてくれる物語でした。
大きなことをしなくてもいい。
誰かの人生を変えようとしなくてもいい。
ちょっとした優しさが、いつか誰かの力になることもある。
読み終わって、そんなことを感じました。
おわりに

オイラは思いました~。
人生を振り返ると、
「あの人に助けてもらったな」
と思うことがあります。
でも、相手は覚えていないかもしれない。
それくらいの出来事だったりするんですよね。
だったら、自分が誰かにした小さなことも、案外どこかに残っているのかもしれない。
そう考えると、ちょっとだけ嬉しくなりました。
本日の川柳
困ったら ひかりばあちゃん 呼びたくなる