東京都の政治を動かしているのは「都知事」だけではありません。
もう一つの大きな役割を担っているのが 東京都議会(都議会) です。
都議会は、都民が選挙で選んだ議員たちによって構成され、東京都の「最高意思決定機関」と呼ばれています。都知事が行政を動かすリーダーなら、都議会は都民の代表として ルールを決め、税金の使い道を審査し、行政をチェックする存在 です。
都議会の主な役割
条例をつくる・変える:環境や教育、都市計画などに関わるルールを決める。
予算を決める:都の税金の使い道を話し合い、承認する。
決算をチェックする:お金が正しく使われたか確認する。
都知事の監視:質問や調査を通じて、行政の透明性を確保する。
意見表明:国に対して「東京の声」を届ける役割もある。
都議会の「あり方」とは?
ポイントは、単なる「承認機関」で終わらずに、
都民の声をどう政策に反映させるか ということです。
都知事が強い権限を持つ中で、議会が本当にチェック機能を果たせているのか。
議会中継や議事録の公開は進んでいるが、都民がもっと関心を持てる仕組みづくりが必要。
数の力だけではなく、質の高い議論や提案ができる議会であることが大切。
身近なイメージでいうと…
東京都議会は、大きな「町内会の会議」のようなものです。
町内会長(=都知事)が「新しい公園を作りたい」と提案したとき、町内会の会議(=都議会)は「お金の使い道は妥当か?」「もっと必要なことがあるのでは?」と話し合って結論を出します。
つまり都議会は、私たちの生活に直結する政策を左右する重要な場所。
都民として「どういう議会が望ましいか」を考えることは、政治を身近にする第一歩なのです。
おわりに
最近は都議会や国会の会議の在り方に異を唱える方が増え、そうなんだと思うことがあります
関心を持つことは大切なことなんだと自分事に感じることが出来ています。
とくに税金の使い道を精査し、行政をチェックすることに期待する。
本日の川柳
政策が いつの間にやら 利権策