昔の人は、空を見上げてこう思っていました。
「太陽も月も星も、ぜんぶ地球のまわりを回っているように見える」
この考え方が 天動説(てんどうせつ) です。
天動説では、
地球が宇宙の中心にあって、
そのまわりを太陽・月・惑星・星がぐるぐる回っている、という世界観でした。
見た目には確かにそう見えるので、長い間「常識」とされてきました。
しかし観測が進むと、少しずつ矛盾が出てきます。
・惑星の動きがやたら複雑
・逆向きに動くように見えることがある
・説明のために無理な設定が増えていく
そこで出てきたのが 地動説(ちどうせつ) です。
地動説では、
太陽が中心で、地球を含む惑星がそのまわりを回っている と考えます。
これだと、惑星の動きがずっとシンプルに説明できることがわかりました。
ガリレオは何をした人?
ガリレオ・ガリレイは、
この地動説を「観測」で裏づけた人です。
彼は望遠鏡を改良して空を観察し、こんな発見をしました。
・月に山やクレーターがある(天は完全で神聖という考えが崩れる)
・木星のまわりを回る衛星がある(すべてが地球中心ではない)
・金星に満ち欠けがある(地動説でないと説明できない)
つまりガリレオは、
「地動説は、机上の空論じゃなく、空を見れば確かめられる」
ということを示した人でした。
なぜガリレオは問題になったの?
当時のヨーロッパでは、天動説は宗教的な世界観とも結びついていて、
「地球が中心」という考えは、人間が特別な存在だという意味も持っていました。
そこにガリレオが
「いや、地球は回ってます」
と言ったことで、
・聖書の解釈と違う
・教会の権威が揺らぐ
・人間中心の世界観が崩れる
と受け取られ、裁判にかけられてしまいます。
ガリレオは最終的に地動説を公に主張しないことを条件に釈放されました。
クイーンとガリレオの関係(笑)
ここで出てくるのが、ロックバンド クイーン(Queen) です。
クイーンの代表曲に
「Bohemian Rhapsody」
という曲があります。
その歌詞の中に、こんな一節があります。
Galileo, Galileo…
これはまさに、あのガリレオの名前です。
この曲は、
「罪」「裁き」「救済」「運命への抵抗」といったテーマがごちゃ混ぜになった、
とてもドラマ的な構成になっています。
その中でガリレオは、
・常識に逆らった人
・真実を言ったために裁かれた人
・権威に挑んだ象徴
として引用されています。
つまりクイーンは、
ガリレオを「時代に逆らって真実を言った存在」の象徴として使っているわけです。
まとめ
・天動説は「地球が中心」
・地動説は「太陽が中心」
・ガリレオは観測によって地動説を裏づけた
・そのため当時の常識や権威と衝突した
おわりに
クイーンはガリレオを「真実を言って裁かれた象徴」として歌詞に登場させている
という流れです。フレディのカミングアウトも生き様にリスペクトです。
天動説と地動説の話は、ただの天文学ではなく、
「常識は変わる」「真実は最初は受け入れられにくい」
という、人間社会そのものの話でもあるんですね。
本日の川柳
言っただけ なのに歴史が 動き出す