小説「母親からの小包はなぜこんなにダサいのか」読了報告!

こういうのでいいんだよ

「母親からの小包はなぜこんなにダサいのか」著者 原田ひ香

タイトルを見たとき、

思わず目が止まりました。

「あるある」と笑える話かと思いましたが、

読み終えると、親子の距離や家族との関わり方を考えさせられる一冊でした。

「ダサい」の見え方が変わる

実家から届く小包には、

服や食べ物、日用品などが入っています。

受け取る側は、

「これは使わないかな」と思うこともあります。

でも送る側は、

相手の暮らしを思い浮かべながら品物を選んでいます。

同じ小包でも、

立場が変われば見え方も変わる。

そんなことを感じました。

家族だから伝わらないこともある

家族は近い存在だからこそ、

言葉にしないことがあります。

「分かってくれているだろう。」

そんな思い込みが、

少しずつすれ違いになることもあります。

この作品は、

その距離感を日常の出来事の中で描いていました。

短編集だから読みやすい

連作短編集なので、

一話ずつ区切りよく読むことができます。

どの話にも共通しているのは、

特別な出来事ではなく、

誰の暮らしにもありそうな出来事が描かれていることです。

そのため、

登場人物を身近に感じながら読むことができました。

原田ひ香さんの作品

原田ひ香さんの作品は、

『三千円の使いかた』でも感じましたが、

身近な暮らしを描くのがとても上手だと思います。

難しい言葉ではなく、

普段の生活の中にある出来事だからこそ、

自然と物語の中へ入っていけます。

読み終えたあとも、

自分の暮らしや家族のことを思い返したくなる。

まとめ

『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』は、

親子それぞれの立場や気持ちを静かに描いた作品でした。

タイトルから受ける印象と、

読み終えたあとの印象は少し違います。

家族との何気ないやり取りを、

改めて考えるきっかけになる一冊でした。

おわりに

オイラは思いました。

若い頃なら、

小包の中身だけを見ていた気がします。

でも今は、

その品物を選び、

箱に詰め、

送ってくれた時間まで考えるようになりました。

原田ひ香さんの『三千円の使いかた』もそうですが

日常の出来事を通して、

読む人それぞれが自分の暮らしを振り返るきっかけを与えてくれる作品だと思います。

本日の川柳

送り状 字だけで母と わかる箱

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